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ＳＥＡＬＳは直前に標的を知った
「勇猛果敢な精鋭部隊が歴史の流れを変えたことを誇りに思う」
シールズ司令官のエドワード・ウィンターズ海軍少将は作戦成功後、シールズの隊員に任務遂行を祝う電子メールを送っていた。
「まだ戦いは終わっていないから、秘密保持には十分に気をつけるように」とも付け加えた。
メールの中身は、米メディアがこぞって報じた通り、シールズが今回の作戦で主役だったことを明快に裏付けている。
米ＮＢＣテレビなどによると、場所は不明だが、米軍はビンラーディン容疑者が潜んでいた隠れ家と同様の施設を建設。
暗闇での身柄確保や抵抗された場合の殺害など、突入訓練を数カ月間にわたり入念に実施したという。
だが、突入したシールズ隊員らが実際のターゲットの名前がビンラーディン容疑者であることを聞いたのは、「突入直前」。
ヘリの中で告げられた瞬間、緊張で張りつめていた隊員たちの間に大歓声が沸き起こったという。
シールズの隊員は、海軍と沿岸警備隊のうち知力、体力に優れた１７～２８歳の隊員が海、陸上での特殊訓練、パラシュート降下など過酷な訓練を経て選抜される。
２００人中、正規隊員に選ばれるのは約３０人という。
今回の作戦に参加したのはシールズの「チーム６」という部隊。だが、シールズの元隊員、クレイグ・ソーヤ氏（４７）はＡＰ通信に対し、
「公式には、チーム６は存在しないことになっている」と明かす。シールズの中でも特別の部隊のようだ。
「失敗という選択肢はない」。それがシールズの合言葉だとソーヤ氏は話す。
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)