11/05/04 17:10:16.69 s7M5ufzW0
母「はい、ゆうちゃん、焼肉酒家えびすのユッケ。ところで今何歳だっけ」
ゆうちゃん「なんだよ突然」
母「いいから、何歳だっけ」
ゆうちゃん「34歳だけど?それがどうかしたの」
母「そっかー34歳かー。大人になったわねえ」
ゆうちゃん「いきなりどうしたんだよw怖えな」
母「ふと思い出してね。ゆうちゃんが生まれた時のこと」
予定日よりもだいぶ遅くてね、難産だったの。
陣痛が来たのが夜中で、お父さん、ずっとついていてくれたのよ。
生まれたとき、ゆうちゃんは小さかったけどお父さんもお母さんもわんわん泣いて喜んだのよ。
看護婦さんたちも泣いてよかったですねって。」
ゆうちゃん「へー、大変だったんだな」
母「うん、でもゆうちゃんはすくすく育ってくれて、
3歳で字も読めて、小学校の時は神童って言われてたのよねえ」
ゆうちゃん「やめろよ、古い話は」
母「毎年正月の親戚一同の新年会でゆうちゃん大人気だったわよね」
ゆうちゃん「そうだったかな」
母「そうよ、もう叔父さん達お年玉ふんぱつして、
末は総理大臣か科学者かなんて言ってたっけ」
ゆうちゃん「もういいよ、昔のことは」
母「ゆうちゃん、これまで生きてきて一番嬉しかったことって何?」
ゆうちゃん「嬉しかったこと?そうだなー。小学生の時にスーパーマリオで初めて8-3クリアした時かな。」
母「・・・・そう。ゆうちゃん、ユッケ食べて」
ゆうちゃん「ああ、うん。(モグモグ)なんつうかさ達成感っていうか、(モグモグ)
やり遂げたって感じがハンパなかった・・んだよ・・なあ。(モグモグ)
あれ、なんか息が・・・あんな・・嬉しいこと・・・もう・・・ない・・かもな・・なんか・・・・苦しく・な・・って・・・き・・・・・」
母「ゆうちゃん?」
ゆうちゃん「・・・・・・・・」
母「・・・・・・・・。お父さん・・・。はいこれ、ユッケ。」
父「ああ・・ありがとう・・・・。 仕方がなかったんだ。 これで・・・よかったんだ・・・」