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サムスン電子 脅迫メール届く
5月3日 22時3分
オサマ・ビンラディン容疑者の殺害が伝えられた直後に、韓国を代表する企業の
サムスン電子に対し、本社を爆破すると脅迫する電子メールが届いていたことが分かり
韓国政府は、イスラム過激派の関与も否定できないとして警戒を強めています。
韓国の警察当局によりますと、問題の電子メールが届いたのは、ビンラディン容疑者の
殺害が伝えられた直後で、カナダにあるサムスン電子の現地法人に、２日、
アラブ系の名前の差出人から届いたということです。このメールは、ソウル市内にある
サムスン電子の本社と、パキスタンやサウジアラビアなど９つの国の大使館に、
２日から６日までの間に爆発物を仕掛け、爆破すると脅迫しています。このため、
韓国の警察当局は、３日朝、サムスン電子本社の周辺に爆弾処理班など警察官６０人と
６匹の探知犬を急きょ派遣し、３時間余りにわたって捜索に当たりましたが、爆発物などは
見つかりませんでした。韓国政府は、アフガニスタンの復興を支援するため、去年７月から
韓国軍の兵士や警察官など合わせて５００人近くを現地に派遣しています。韓国政府は、
脅迫メールの背景には、派兵に反対するイスラム過激派の関与も否定できないとして、
ソウル市内の主要施設などに対する警戒を強めています。
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