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では、次にヨウ素I-131の被ばく量も見積もってみましょう。
放射性物質であるヨウ素I-131の「変換係数(μSv/Bq)」は、
0歳で0.140、1~6歳で0.075、7~14歳で0.038、15~19歳で0.025、大人で0.016です。(乳児はお母さんの母乳から摂取するとします。)
ホウレンソウ中に観測されたヨウ素-131の最大値として、1kgあたり15,020Bq(ベクレル)を用います。そのうち100gを摂取したとします。
1~6歳 :15,020×0.1×0.075 = 112.65
7~14歳 :15,020×0.1×0.038 = 57.08
15~19歳 :15,020×0.1×0.025 = 37.55
大人 :15,020×0.1×0.016 = 24.03
単位は(マイクロシーベルト)です。乳児の場合は、
I-131を摂取した母親の授乳により乳児が受ける線量は母親の摂取量あたり0.054 μSv/Bq (参照:ICRPPub.94 Table 13.1) として、
15,020×0.1×0.054 = 81.11μSv(マイクロシーベルト)が被ばく量となります。