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>>580
これらの共同訓練に参加した隊員は、在日米軍を高く評価し、訓練でも真剣に取り組む姿
勢を「本物のプロ」と讃える。 ある三等陸佐は、共同訓練を「カルチャーショック」だったと表
現した。 「彼らを一目見て本物の軍隊だと思った。 アメリカ兵は朝から晩までランニングし
てる。 戦闘能力の基礎は強い身体にあると考えているからだ。 自衛隊員が走っているとこ
ろなんか、めったに見ない」。
この三佐は、日本とアメリカの兵士の安全に対する考え方の差にも気づかされたと言う。
彼が参加した共同訓練で、ふたりの米兵が寒さで気を失った。 自衛隊は「後方に下げよう」
と提案したが、米軍側は同意しない。 寒さにやられたと言えば暖かいところに行ける、そう
考える者が出ると規律が保てないからだ。 ふたりは深刻な病気になるかもしれないが、そ
れより士気の低下を重く見たのだ。 〝安全第一〟の自衛隊では背負い切れないリスクだ
ろう。 米兵のプロ意識に対する彼の見方は矛盾しており、このコメントにも、驚きや称賛と
ともに、自衛隊での訓練が米軍のように厳しくなくてよかったという安堵が含まれていた。
「不安な兵士たち ニッポン自衛隊研究」 ザビーネ・フリューシュトゥック