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東京電力福島第一原子力発電所の事故で、福島県浪江町の一部の積算の放射線量は、22日までの29日間で、
計画的避難区域の指定の目安となる20ミリシーベルトを実際に超えたことが文部科学省の調査で分かりました。
時間当たりの放射線量は徐々に小さくなっていることから、文部科学省では、
原発から新たな放射性物質の放出がないかぎり、こうした傾向は続くとみられるとしています。
文部科学省は先月23日以降、福島第一原発から20キロ以上離れた15か所に、
放射線量を連続して測定し積算できる計測器を設置し、放射線の監視を続けています。
このうち、原発から北西に30キロ余りの浪江町赤宇木の積算の放射線量は、電池切れで測定できなかった日を除く、
22日までの29日間、屋外に居続けた場合で20.27ミリシーベルトとなりました。
政府は22日、この地点を含め、積算の放射線量が年間20ミリシーベルト以上に達すると予測される地域を
計画的避難区域に指定しましたが、実際の測定で指定の目安となる値を超えたのは今回が初めてです。
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