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不気味な静けさに満ちた原発の町 2011年 4月 18日 21:07 JST
【双葉町(福島県)】コインランドリーの乾燥機の中には、オレンジ色のスエットシャツと緑の作業ベスト、ジーンズ2本が残されており、湿ってカビ臭を放っている。
原発から数キロに位置する町は荒涼とし、絶望的な雰囲気に満ちている。
福島第1原発から約16キロ南に位置する楢葉町では、スズキ・エイコさん(80)とヨシオさん(48)が政府から避難指示が出ているにもかかわらず依然自宅にとどまっていた。
エイコさんは糖尿病を患っており、震災直前に膀胱の一部を取り除く手術を行って以来おむつを着用しているため避難所では暮らせないと話す。
ヨシオさんもてんかんを持っており、避難所暮らしで症状が悪化することを恐れている。
外に設置されたプロパンガスのタンク1本が彼らにとって残された唯一の燃料だが、それもなくなりつつある。
食料品店は閉鎖され、近隣住民も全員避難してしまっていることから、家族の家で見つけた米やみそ、缶詰めの魚などで食いつないでいるという。
ヨシオさんは「放射能がなくなったら、みんな戻ってくると思う」と述べた。
二人は部屋の隅に置かれた小さなテレビで震災のニュースを見ながら日々過ごしている。
ヨシオさんは、原発はここの住民の重荷であり、破壊すべきだと腹立たしげに述べた。
楢葉町議会副議長の山内左内氏は、二人に避難を促したが拒否されたと述べた。
避難指示が出されてから数週間、自衛隊員と共に定期的にスズキさん宅を訪れ、食べ物や水を届けていたという。だが、ここ5日は彼らの訪問は途絶えている。
エイコさんは「ここに残るのが間違っているんだってことは自分でも思っている。でも、どこで死ぬのも同じだ」と述べた。
記者: Daisuke Wakabayashi
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