11/04/03 18:42:00.07 qOLMssA0O
>>953
■日本と国際基準の違い
▽国際基準…放射性ヨウ素の年間被曝量50mSv(チェルノブイリで多くの人が被曝した量よりも格段に低い)
これは、チェルノブイリ後に国際的に学者が集まり、「安全側から」「がんになる量の1/100くらいの値」に決めた(それだけ《セーフティーマージン》を採った)。
日本の「飲食物摂取制限に関する指標」は、この基準に『さらに安全度を採って』厳しく策定。
▽日本の基準値…放射性ヨウ素の年間被曝量33.3mSv
▽暫定基準値…食品衛生法には、放射線についての規制が無かった。2011/03/17 厚労省が、原子力安全委員会の「飲食物摂取制限に関する指標」を暫定的に採用し急遽策定。だから暫定。
つまり、それだけ日本の規制値は国際基準よりセーフティーマージンがある。
この値を全身に換算すると、大人で5mSv、子供は少し高く10mSv、乳幼児は逆に低くて1mSv。摂取量や摂取する物が違うため。
この値は、年間の自然放射線被曝量2.4mSvと比べると、そんなに開きがない。自然放射線量だけでは発がんはしない。
一方、年間被曝の最低値…100mSv(1歳児から算出されたもの)。乳児の全身換算値1mSvは、この1/100。
放射線に対する規制がいかに厳しいか、おわかりいただけるだろう。
■同じヨウ素でも分類で数値が違う理由
日本人の平均摂取量を基に換算したから。水や牛乳は毎日たくさん摂取するが、野菜類は水ほどたくさんは摂取しない。
◆日本人の1日の平均摂取量
▽水…1.5~2L ▽野菜類…400g
■規制値は「年間通して摂取した場合に影響が出る可能性がありますよ」という数字
『「検出値が規制値を下回ったということは、もう1年間摂取することはない」ということ。そういう意味でも安全』。
本当にダメになったら、間違って摂取しないように、自治体が水道の供給自体を止めるだろう。
■1歳児を基準にする理由
1歳児が一番影響が大きいと言われている。5歳未満の乳幼児の甲状腺がんの発症率は、10歳や15歳の3倍。
『「何らかの放射線影響が懸念される年間被曝量の最低値…100mSv」は、1歳児から算出したもの』。
チェルノブイリから、大人には影響がほとんど認められないとされている。