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震災で美術展の中止相次ぐ 日本への貸し出しに難色
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
東日本大震災や福島第1原発事故の影響で、海外から借りる作品を目玉に据えた
美術展の開催中止や展示内容の変更が相次いでいる。
海外の美術関係者が、地震や原発問題で揺れる日本への作品貸し出しに難色を示しているためだ。
横浜美術館(横浜市)は、ロシアのプーシキン美術館が所蔵するフランス絵画約65点を展示する
「プーシキン美術館展」(4月2日~6月26日)を中止した。
「プーシキン美術館とロシア連邦文化省から、震災や原発事故などにかんがみ、
現時点では日本へ作品を貸し出せないという判断が伝えられたため」という。
三井記念美術館(東京)は、米ホノルル美術館所蔵品による「北斎展」(4月16日~6月19日)を
「東日本大震災によるホノルル美術館側の事情」で中止に。
また、フランス政府が美術品の日本向け輸出100+ 件停止を命じたため、山梨県立美術館(甲府市)の
「モーリス・ドニ」展(4月16日~6月12日)と広島県立美術館(広島市)「印象派の誕生」展(4月5日~5月29日)も中止となった。