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福島県いわき市の避難所を27日に訪ねた。国内外に"脱原発"ムードが広がる中、
原発に頼ってきた地元では原発作業員らが複雑な思いを抱えながら避難所生活を送っていた。
火災を起こした福島第1原発4号機は、寿命を延ばす工事の真っ最中だった。シュラウド
(炉心隔壁)交換工事の現場監督を務めるいわき市の男性(40)は、4号機の現場に向かう途中、
1号機付近の屋外で大きく体を揺さぶられた。
足元で地割れが起き、タンクやトラックが踊るように跳ねていた。黒い煙が上がるのを見て、
「非常用ディーゼル発電機が作動したんだな」と直感した。急いで部下を避難させながら、
「これから仕事どうすっぺ」と不安でいっぱいになった。数十分後、敷地は大津波に襲われた。
原発に携わって15年ほど。浜岡原発5号機の建設工事も手掛け、当時の浜岡町に1年間
住んだこともある。「反対している人には悪いけど、これからも動かせるものなら動かしてほしい。
何千人、何万人って人が一瞬で職を失うんだから」と、切実な思いを口にした。
福島第1原発に資材を納入しているサービス業Aさん(53)=いわき市=は、津波で自宅が全壊した。
「原発が落ち着かないと再建のめどが立たない」と肩を落とす。一方で、「何もなかったこの土地に
原発が建ってくれたおかげで、生業ができた。原発産業が絶望的になったとは思いたくない」と気丈に話した。
避難所近くの集落は、大津波と火災で壊滅していた。一人息子(30)が原発で働いているという女性(60)
=広野町=が身内の家の痕跡を探していた。
女性は一面の焼け野原を眺めながら、「これだけの自然現象なので、国や東電を責めることは
できない」とかばい、「放射能でしばらく漁業も農業も駄目だろうから、結局また原発に頼って
再建していくしかない」とため息を付いた。
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