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3月26日に放送されたテレビ朝日「朝まで生テレビ」で、司会の田原総一朗が「チェルノブイリでは50人しか死んでない」と気になる発言をした。
もちろん、これは、福島原発の報道が過剰になっていて、チェルノブイリ原発事故でもこの程度なのだから、
それより規模の小さい福島原発事故を不必要に怖がる必要はないという文脈での発言だから、
問題発言だとは思わない。しかし、この比較はやっぱりおかしいのではないかと思う。
なぜなら、チェルノブイリ原発は、人口の少ない荒野に建設されており、被害人数が少ないのはあたり前の話だからだ。
チェルノブイリ原発事故で、避難対象となったのは13万5000人でしかない。
現在、福島原発事故の30km圏内で避難対象地域となっている9市町村の人口は約50万人。
現在、北西40kmの飯舘村などの汚染もひどく、事態が収拾できなければ、避難すべき対象は100万人に
限りなく近づいていくだろう。いずれにせよ、母集団が5倍から10倍なのだから、「50人しか死んでいない」は
「250人しか死んでいない」「500人しか死んでいない」と言わなければ、正確な比較にならない。
もし、放射能汚染で250人も死亡したら、完全に日本はパニックだと思う。
牧野武文
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