11/03/27 14:33:36.14 QYbJ8VcB0 BE:945735348-PLT(18000) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/kita2.gif
前代未聞の間引き運転、JR西も翻弄した巨大震災
JR西日本は、4月から一部の在来線で、列車の運転本数を減らすことを決めた。平日朝夕の時間帯は100%の運転本数を確保するが、
路線によっては日中の時間帯を中心に運転本数を最大50%削減。特急列車も編成両数を短くするなど異例の間引き運転を強いられるが、
その原因はたった1種類の部品の入手が困難になったためだ。
その部品は「直流電動機ブラシ」。車両のモーターを動かすためには不可欠な部品で、これがないと電車は走ることができない。
このブラシは、日立製作所グループの日立化成工業が製造。山崎事業所(茨城県日立市)と浪江日立化成工業(福島県浪江町)で生産しているが、
山崎事業所は東日本大震災で生産設備が損傷して操業停止中。浪江日立化成工業は福島第1原発の避難区域内にあり、
「すでに生産したブラシの出荷ができない」(日立化成工業)状態だ。
JR西は、日立化成から17日に「出荷が困難」と知らされ、車両部やダイヤ編成を担う運輸部の責任者を集めて緊急に協議。
日立化成に対して代替品の供給などを要請しているが、「このままでは(列車を運行できないなどの)直接的な影響が出る」と西川直輝副社長は危惧(きぐ)し、
前代未聞の間引き運転の実施に踏み切る。
JR西によると、ブラシの在庫は1~2カ月分。阪急電鉄や京阪電気鉄道などの4~6カ月と比べると少ない。
このブラシを使うのは主に旧国鉄時代に生産された在来線の車両で、JR西はJR東日本やJR東海と比べ古い車両が多く、
北陸や岡山、広島方面などでは今も現役として活躍している。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)