11/03/27 05:09:02.72 W/01AvvH0 BE:404046735-PLT(20000) ポイント特典
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旧ソ連で1986年に起きたチェルノブイリ原発事故について、人や環境に及ぼす影響
を調べているロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士が25日、ワシントンで記者
会見し、福島第1原発事故の状況に強い懸念を示した。博士の発言要旨は次の通り。
チェルノブイリ事故の放射性降下物は計約5千万キュリーだが、福島第1原発は今の
ところ私の知る限り約200万キュリーで格段に少ない。チェルノブイリは爆発とともに
何日も核燃料が燃え続けたが、福島ではそういう事態はなく状況は明らかに違う。
だが、福島第1はチェルノブイリより人口密集地に位置し、200キロの距離に人口3
千万人の巨大首都圏がある。さらに、福島第1の3号機はプルトニウム・ウラン混合酸化
物(MOX)燃料を使ったプルサーマル発電だ。もしここからプルトニウムが大量に放出
される事態となれば、極めて甚大な被害が生じる。除去は不可能で、人が住めない土地が
生まれる。それを大変懸念している。
チェルノブイリ事故の最終的な死者の推定について、国際原子力機関(IAEA)は
「最大9千人」としているが、ばかげている。私の調査では100万人近くになり、放射
能の影響は7世代に及ぶ。
セシウムやプルトニウムなどは年に1-3センチずつ土壌に入り込み、食物の根がそれ
を吸い上げ、大気に再び放出する。例えば、チェルノブイリの影響を受けたスウェーデン
のヘラジカから昨年、検出された放射性物質の量は20年前と同じレベルだった。
そういう事実を知るべきだ。
日本政府は、国民に対し放射能被害を過小評価している。「健康に直ちに影響はない」
という言い方はおかしい。直ちにではないが、影響はあるということだからだ。
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