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原発内部の映像を公開へ 米無人偵察機「グローバルホーク」が撮影 2011.3.26 01:30
政府は25日、米軍無人偵察機グローバルホークが東京電力福島第1原子力発電所の内部を
上空から撮影した映像を公開する方針を固めた。
米軍提供の映像の公開には慎重論もあったが、正確な情報の発信を優先すべきだとの判断に傾いた。
米側も公開によって日米協力をアピールするとともに米国民に向けても原発の状況について情報を公
開するねらいもあるとみられる。
高度な軍事機密に属するため、解像度を下げて公表することも検討している。
同機は高度6万フィート(18キロ)を飛行し、滞空時間は30時間。無人のため人的被害の恐れがない。
電子光学・赤外線カメラのほか、雲を透過する合成開口レーダーも搭載している。リアルタイム映像に加え、
30センチ四方を識別できる写真撮影が可能のほか、赤外線カメラでの温度計測もできる。
陸上自衛隊の大型輸送ヘリは一日に1回、原発上空を飛行しているが隊員が被曝(ひばく)する恐れがある。
しかも日光照射で正確な温度測定が妨げられるため、計測は早朝に限定されている。
常時測定にはグローバルホークが不可欠だ。1・3号機は爆発で建屋が壊れ、内部の撮影も可能という。
米軍は震災発生翌日の12日以降、グアムから同機を展開させ、第1原発周辺で情報収集を始めた。
政府は17日からほぼ毎日映像などの提供を受け、対応策の検討に活用している。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
つづく