11/03/18 14:21:39.86 tzd2XObF0
(^p^)「えあgぃ;vばb」避難所「は?」(^p^)「えう;rんばbg;!!!」避難所「分かんねぇ」(^p^)「・・・・」
深いしわの刻まれた口元が、かすかに震える。地震以来何も食べられないまま、うつろな目で天井を見つめる女性。
宮城県石巻市の石巻赤十字病院では、特別養護老人ホームなどから運び込まれた認知症や寝たきりの高齢者数十人が毛布の上に横たわっていた。
地域医療を支える個人医院などが壊滅し、石巻市周辺の被災者が集中する同病院。
次々と運び込まれる被災者の対応にスタッフが追われる横で、高齢者らが身を寄せ合うようにして休んでいる。時折スタッフが耳元に声をかけるが反応は少ない。重い沈黙が漂う。
認知症や寝たきりの被災者の多くは、地震の翌日ごろまでに自衛隊ヘリなどで搬送された。既に治療が必要ない人もいる。
野口三太朗医師は「どこにも行き場がないんです。避難所には受け入れを拒否され、身元が分からなかったり、意思疎通ができなかったりする人も多い」と声を落とす。
脱水症状に陥った人は、残り少ない点滴を分けて深刻な状態を乗り切った。「限界はすぐそこまで来ている。今、彼らに必要なのは介護やライフラインの確保なんです。医師として、もどかしい」と野口医師。
同病院の石橋悟救急科部長は「仙台に搬送したくても、できない。理屈やマニュアルが通用しないのが現実なんです」と苦悩の表情を見せた。
「4日も何も食べてない。なんとかしてくれ」。車いすの男性のうめき声が沈黙を破ると、野口医師や看護師らが駆けつけ、やさしく話しかけた。医療の限界を超えた現場で、スタッフは必死に命をつないでいこうとしている。
石橋部長は「自然現象の前では、人間はどうしようもなく無力な存在です。だからこそ、力がないからこそ、一人一人がやれることを、ひとつずつ懸命にやっていくんです」と話した。
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