11/03/16 16:05:38.68 Jdek/l9i0● BE:258917142-PLT(20002) ポイント特典
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福島第1原発4号機の使用済み核燃料に対するホウ酸散布は、燃料が連続的に核分裂する臨界状態が再び起きるのを防止する目的だ。
原子炉内に比べ使用済み燃料プールは臨界防止設備が十分でなく、中性子を吸収し核分裂を抑えるホウ酸投入の追加措置が必要となった。
使用済み燃料の中には、もともと入れていた燃えるウラン235が残っているほか、燃えないウラン238が運転中に中性子を吸収し、
プルトニウムに変わっているなど、核分裂の能力がある物質が大量に含まれる。
こうした核分裂性物質は、一定量が集まると臨界になる恐れがある。
中性子が当たり核分裂した物質からは、さらに中性子が出る。
原子炉には中性子を吸収する制御棒があるが、使用済み燃料プールには、そうした設備はない。
プールへのホウ酸散布は、そうした中性子を吸収し核分裂を抑える狙いだ。
ホウ酸が中性子を吸収する性質は、通常の原発の運転でも利用されている。
福島第1原発のような沸騰水型と別タイプで関西電力などの原発で採用されている「加圧水型」では冷却水の中にホウ酸を入れ、
濃度の調節によって運転中の核分裂を制御している。
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