11/06/09 03:01:20.99
ある所におじいさんとおばあさんがいました
おじいさんは山へ柴刈りに行き、小さな女の子を見つけました
一方おばあさんは川へ洗濯に行き、たくましい男の赤ちゃんを見つけました
こうして二人はおじいさんとおばあさんの子どもになりました
こうして数年が立ち、二人は立派に成長したのですが
かぐや姫の様子がおかしい事に桃太郎は気づき問いかけました
するとかぐや姫は自分が月の者だと言ったのです
そして近いうちに私は月に帰らなくてはいけないとも言いました
その時です、急に村の鐘が鳴り緊急事態を知らせます
鬼がやってきたのです
更に月の従者が馬車に乗ってかぐや姫を月へ帰すためにやってきました
従者はこの穢れた地に長居させては姫に良くないと言い
それを聞いたかぐや姫は怒り従者のすぐ前まで行ってしまいました
なので桃太郎は自慢の力でかぐや姫の手を引いて逃げました
しかし従者たちからは逃げられません
困った二人は一か八か遠く離れている鬼ヶ島に向かう事にしました
鬼ヶ島の方へ逃げ出した二人を見つけた従者でしたが、付近の霧が強いせいでうまく馬車を操れません
どうしようもなくなった従者は連絡をして月の力を使うことにし、天人たちは鬼ヶ島の方へ照準を向けました
桃太郎とかぐや姫の目の前に光の槍としか表せないものが天から落ち、鬼ヶ島は消滅してしまいました
鬼が退治されたと喜ぶ桃太郎の前に血まみれの鬼の大将が現れました
お前の仕業なのかと呟きやってきた鬼の大将に桃太郎はのしかかられイカダから落ち海へと沈んでいきました
意識を取り戻した桃太郎は鬼ヶ島ではない陸に戻っていました
そしてかぐや姫がいない事に気づき、彼女が自分の身代わりになってくれたと理解しました
彼はこの事を深く悔み、彼女が愛したこの土地を守っていこうと思いました
それからしばらくが立ち、彼には子どもが出来ましたが彼は驚く事になりました
なんとその子には頭に角が鬼と同じように生えていました
桃太郎の体には月の力と鬼の血が入り込み、呪いと呼べる現象が起こったのです
それから長い年月が立ち、宇宙旅行が普通な時代になりました
太郎、彼には角が生えていました、つまり桃太郎の子孫です
彼はその角のせいでいつもいじめられていました
そんな彼の13歳の誕生日の事です
彼は自分が桃太郎の子孫であることを知りました
そして月へ行き不死の薬で呪いを解く使命を背負っていることも知りました
桃太郎とその子孫達はずっとお金を貯めてきたのです
そして今、そのお金は月旅行への代金を払えるほどになりました
先祖の想いを託された彼は月へ向けてその扉を今開けようとしています
ここまでがプロローグで本編は月へ向かう話と月に着いた後の話です