10/09/03 12:25:34
学生が論文やリポートにインターネット上の他人の文章を張り付ける「コピーアンド
ペースト(コピペ)」をなくそうと、阪南大(大阪府松原市)はコピペされた文章を見破る
システムの開発に成功した。阪南大が2日、発表した。
リポートを3文章ずつに区切ってネットやほかの学生のものと比較し、60%以上の類似度と
判定された部分を赤く反転させ、指摘する仕組み。学生のリポートで実験したところ、約4割で
コピペを確認した。
開発に携わった阪南大の花川典子教授(ソフトウエア工学)は、「学生がコピーばかりして
勉強になっていないと、多くの教員が感じている。教育の質の向上につながれば」と話している。
大学によると、7月に全学部58科目の試験で実験したところ、5249件のうち4881件の
リポートで検索システムが正常に稼働した。このうち1994件でコピペが見つかった。
今回の実験には約520台のパソコンで約12時間かかっており、今後は作業の高速化が課題に
なるという。
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