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【お役立ち資料集】
目次: >>4-6 基礎編 >>7-13 人事労働編 >>12-13 情勢編 >>14-16 総括編
過去のスレッドに出てきた、大学に関する基礎知識を書きます。
私大職員を知る上でも、履歴書やES等で地雷を踏まないためにも最低限覚えておきましょう。
●私立大学のトップは理事長
→理事長を置き、理事長が学校法人のトップになることは法令で定められております。
学生は間違えがちですが、学長は教学部門のトップ(教学部門長的位置づけ)であり、
大学運営・経営上のトップではありません。
職員は理事長の部下ではありますが学長の部下ではありません。
●私大職員は社員ではない
→たまに「社員」「入社」という書き込みを見かけますが、私大職員は社員ではなく職員です。
社員は「利潤を追求する営利法人(民間企業)の構成員」であり、
利潤を追求しない非営利法人を社員とは呼びません。
もし、私大職員が社員になった場合、学校法人は非営利法人なので非課税ですが、
学費に消費税がかかることになり、学生にとって大きく不都合となります。
大学は名目上、営利を求めてはいけない代わりに税金も取られていないので、
この言葉には敏感に反応します。
●大学教授という職業は存在しない
→文部科学省に大学(学部)設置認可申請を出すときの教員の区分は、
専任・兼担・兼任の3つしかありません(専任は教授・准教授・助教のこと、
兼担は専任のうち他学部他学科の担当を受け持つこと、兼任は俗に言う非常勤講師のこと)。
教授というのは専任の中の一区分であり、民間企業の課長・係長などと同じく地位の区分です。
一般的には「教員」と表現すれば間違いがありません。
なお、このスレッドでは正式な使用法以外で「教授」という言葉を書くのは禁止行為です。
・参考 URLリンク(wpedia.goo.ne.jp)
・抜粋 「高等教育を受けていない層には、高校までの教員は教諭、大学の教員は教授もしくは
助教授であると誤解されている場合があるが、教授は地位名称であり職種名称ではない