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JR駅ビル戦略 博多、大阪…次は岡山
「大阪ステーションシティ」として全面開業した新生・JR大阪駅は、JR西日本などJR各社が進めてきた駅ビルビジネスの集大成だ。
■京都が成功モデル
国鉄民営化で誕生したJRグループのなかで、駅ビルを真っ先に開業させたのはJR西。
平成9(1997)年に開業した京都駅ビル(京都市下京区)は、景観規制のある京都にあって最大級のビルになっている。
改札口周辺の大きな吹き抜けや屋上庭園、屋外にある大きな階段など、空間を高度に利用するスタイルは新生大阪駅にも取り込まれた。
京都駅ビルにはジェイアール京都伊勢丹などの集客施設も入り、四条・河原町エリアが中心だった人の流れを京都駅に引き寄せた。
この成功にならい、JR各社は次々と駅ビルを開業。
JR東海は名古屋駅に「JRセントラルタワーズ」(11年開業)、JR北海道は札幌駅に「JRタワー」(15年開業)、
JR九州は博多駅「JR博多シティ」(今年3月開業)と、大型駅ビルが相次いで誕生した。
どの駅ビルも駅直結という立地条件を生かし、広範囲の商圏を持つというのが強みだ。