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南魚沼の傷害：再逮捕の社長と調理師、勤務態度でトラブルか ／新潟
南魚沼市の建設会社「藤和」事務所併設の寮に住んでいた調理師の茂田井行洋（もたいゆきひろ）さん（当時３３歳）に対する傷害致死容疑で２３日、
再逮捕された同社社長の更科朗（ほがら）（３６）ら５被告＝２２日に死体遺棄罪で起訴。茂田井さんは更科容疑者が実質的に経営する焼き肉店で働いていたが、
関係者によると、２人の間では茂田井さんの勤務態度を巡ってトラブルになっていたという。捜査本部が事件との関連を調べている。
再逮捕容疑は１０年２月２８日午後６時ごろから約２時間にわたって、同社事務所で、茂田井さんを拳や木刀で殴り死亡させたとしている。
捜査本部によると、５人は「殺すつもりはなかったが、やり過ぎた」などと容疑を認めているという。
茂田井さんは約２年前から南魚沼市内の焼き肉店に店長として勤め、調理を担当していた。関係者によると、勤務中の飲酒や売上金を巡り、
更科容疑者との間でトラブルになっていたという。捜査本部もこうした情報を把握しており、事件の要因となった可能性があるとみて事情を聴いている。
また捜査本部によると、茂田井さんと同じく群馬、埼玉県境のダム湖「神流（かんな）湖」で
遺体で見つかった同社土木作業員の佐野航（わたる）さん（同１９歳）に対する暴行もほぼ同じ時間帯に同事務所で行われたとみられるという。【畠山哲郎】