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万引の被告は自称「福山雅治」 身元不詳、岐阜地裁初公判
2011年02月26日12:33
◆あやふやな記憶 裁判関係者困惑
スーパーで万引したとして、窃盗罪に問われている男の初公判が２５日、岐阜地裁（鵜飼伸洋裁判官）であった。男は「福山雅治」と名乗り、年齢を４４歳としているが、捜査では身元の確認が取れず、裁判関係者を悩ませている。
男は起訴内容を認めた。公判で男は「記憶喪失ではない」としながら、卒業した小中学校の校名や住んでいた場所をはっきりと覚えていないと供述。
男は取り調べ時に中退したと話していた名古屋市内の私立高校を「合格したが入学していない」などと述べたため、鵜飼裁判官は検察官に対し、次回の公判までに合格記録を確認するように求めて閉廷した。
男の弁護人によると、本名などが判明しなくても裁判の進行に影響はないという。
起訴状によると、男は昨年１２月２６日午後４時５０分ごろ、岐阜市内のスーパーで刺身パックなど９点（計３２７９円）を盗んだとされる。
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