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古民家の魅力伝え、画家・矢ケ部さんの油絵40点並ぶ/横浜
かやぶき屋根の民家を主題に活動している画家、矢ケ部昭彦さん(63)=東京都荒川区=の絵画展
「ふるさとの民家」が、横浜市泉区緑園の相鉄ギャラリーで開かれている。各地に残る古民家を描いた
油絵約40点が、山村に暮らす人々の息遣いや、風土の美しさを伝えている。入場無料。3月13日まで。
矢ケ部さんは、37年ほど前、江戸時代の宿場の町並みを残す宮城県七ケ宿町を訪れた際、かやぶき
民家の魅力にとりつかれた。「初めての場所だけどどこか懐かしく感じ、眺めているだけで安心感が得ら
れた」といい、以来、創作活動のテーマとしている。
会場には白川郷(岐阜県)の合掌造り集落を描いた100号の大作をはじめ、福島県会津地方など四季折々
の山里の風景を鮮やかに描き出した作品が並ぶ。岩手県遠野市の民家に取材した「春泥」は、春を待つ
雪国の人々に思いを重ね、「雪解けとともにようやく働ける喜びを表現した」という。
同月6日には矢ケ部さんによる作品解説も行われる。矢ケ部さんは「作品を通して自然との共生や人との
触れ合いなどを見つめ直してほしい」と話している。問い合わせは、同ギャラリー電話045(813)1515。
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かやぶき民家の魅力を伝える矢ケ部さんの作品=横浜市泉区の相鉄ギャラリー
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