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音声で警告、オーバーラン大幅減…JR西日本
JR西日本の福知山(尼崎―福知山)、奈良(京都―木津)の各線で、運転士の
ぼんやりによって駅ホームを通過するオーバーランが大幅に減っている。
駅の到着前などに音声で注意を促すミス防止装置を導入したためで、2009年4月から
10月の間に21件あったミスが、10年の同時期には2件にまで改善した。
同社は北陸線(米原―直江津)などに導入する予定だ。
同装置は小さめの弁当箱大で、運転席の前方に設置。
全地球測位システム(GPS)の位置情報から走行車両の先頭部の位置をほぼ誤差なく把握し、
運行情報(ダイヤ)を記録したSDカードが入った装置のデータと照合、停車駅を割り出す仕組みだ。
停車駅に接近するとまず、「次は○○駅停車」と音声で知らせる。
駅に入る直前、運転士が停車を声に出して確認するよう定められた場所では、「停車」を
3度繰り返して警告。
さらに、駅に進入し、ホーム停止位置の50メートル手前に達すると「7両、停車」と、止まるまで
減速と停車を促す。
装置の液晶モニターでも、停車駅名、車両数を表示し、運転士の視覚にも訴える。
(2011年2月20日16時00分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
運転席の左側に設置されたミス防止装置(JR福知山線宝塚―尼崎間で)=枡田直也撮影
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