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★★★宗教妄想★★★
統合失調症の陽性症状のひとつに、宗教妄想があります。
これは、誇大妄想のひとつの症状として考えられることもあるようです。
誇大妄想の場合は、自分に特別なパワーがあると信じています。
そのため、あらゆる病気を治したり、世界平和を達成したりすることが、可能だと思い込みます。
宗教妄想は、統合失調症のなかではわりあい多い症状でしょう。
ほかの症状よりも遅めに、だいたい20代の後半に発症することが多くなっています。
人格崩壊まで至るケースはまれですが、憑衣妄想を一緒に発症するケースもあります。
宗教妄想の患者は、幻覚・妄想などの陽性症状が目立ちます。
意欲低下・感覚鈍麻などといった、陰性症状はあまりないようです。
時間がたつにつれて、妄想がどんどん大きくなり、スケールの壮大なものになります。
あまりにも症状が進むと、妄想と一緒に、自閉的な生活をするようになったりします。
誇大妄想狂グルイズム、妄想型グルイズムなどにまで発展する可能性もあり、
最終的に新興宗教の教祖にまでなってしまうケースまで見受けられます。
つまり簡単にいえば、宗教妄想の患者は、自分のことを神だと信じているのです。
また、既存の神の生まれ変わりであると話す場合もあります。
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