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3姉妹キャラ宇高ＰＲ
国道フェリー運航3隻
国道フェリー（高松市）が、宇高航路を航行しているカーフェリー３隻をＰＲするオリジナルキャラクター「うたか３姉妹」をつくり、関連グッズを売り出している。
今年が同社のカーフェリー就航５０周年になるのに合わせ、昨年企画。アニメイラスト風の美少女キャラクターをデザインした“萌(も)えキャラ”で、
昨夏に販売した一部商品が売り切れるなど、じわりと人気が広がっている。（長尾尚実）
３姉妹は、長女の「かれん」、次女の「いおん」、三女の「まりん」で、岡山県赤磐市在住の漫画家八的暁さん（４２）がデザインした。
長女が「こんぴら丸」（７９９トン）、次女が「たかまつ丸」（８０２トン）、三女が「こくどう丸」（９９９トン）のキャラクターと設定している。
八的さんは、宇高航路の宇野港がある玉野市出身で、子どもの頃からフェリーでよく高松市に遊びに行っていたという。
土日祝日の「１０００円高速」の影響などで、航路廃止の危機に直面しているのを知った昨年春、「存続の一助になれば」と女の子をデザインして同社に提案。
同社が快諾し、フェリーのキャラクターとして採用した。
昨年４月、試験的にステッカー２種を２００枚ずつ製作したところ、ブログや口コミで広まり、約１か月で完売。
同年８月に作ったＴシャツも、購入希望が全国から相次いだという。
反応の良さから、同社はキャラクターを新たな利用者の開拓につなげようと、セーラー服で旗を振る姿など３姉妹を描いた
ステッカー３種類（各３００円）とハンドタオル１種類（各５００円）を開発。カーフェリー就航５０周年の記念グッズとして、今年限定で販売することにした。
先月、高松・宇野両港の切符売り場や、宇高航路のフェリー内の売店で発売したところ、これまでにステッカー３００枚、ハンドタオル１００枚が売れ、滑り出しは上々。
同社の宮脇幸次取締役は「若い人には、瀬戸内海は橋で渡るというイメージが定着している。キャラクターの知名度を上げ、若年層の利用増につなげたい」と意気込んでいる。
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