11/02/08 10:26:05.76 6sxGzpYt0
>>6
先日息子と一緒にTV番組を観ていたところ、その題名に耳を疑いました。
「ウォーキング」。戦争の王。
高校生のバイト、つまり学生の労働をテーマとするこの作品は
戦時下の「学徒勤労動員」を彷彿とさせます。
この作品を見る若者達に無意識のうちに勤労の喜びを刷り込むとともに、
無意識のうちに国家の忠実な奴隷としての一生を全うすることに生きる意味を与えるのです。
また作中に暴力的な女性を登場させることによって、
一見男女平等が実現した近代日本社会の「職場」を微笑ましく描写しているようでもありますが、
「女性と一緒に職場で働くとヒステリックなパワハラに遭う」という恐れを男性に植え付けており、
男女共同参画社会の実現を阻害する試みであるともとれます。
そしてオープニング中のヒロインのグースステップ。
日本に徴兵制を導入する、と主張する過激な右翼がいますが、
このではグースステップ=軍の行進をかわいらしく描くことによって、
男性の潜在的な戦争への憧れをかきたてようとしています。もはや異常。
あまりの衝撃に私はその場にへたりこんでしまいました。
この国は一体どこへ向かって行くのでしょうか。
軍靴の音に怯えて夜も眠れません。