11/02/05 01:36:39.72 TAf1QylkP BE:1317179074-PLT(18001) ポイント特典
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妊娠中絶は女性のメンタルヘルスに害を及ぼさない
妊娠中絶を受けた女性の精神面の健康（メンタルヘルス）に問題が生じるリスクはそれほど高くないことが新しい研究で示され、
米医学誌「New England Journal of Medicine」１月27日号に掲載された。研究著者であるデンマーク、オーフスAarhus大学の
Trine Munk-Olsen氏は「これまで複数の研究でも同様の結果が示されており、今回の知見は意外なものではない」と述べている。
医学誌「Perspectives on Sexual and Reproductive Health（性および生殖健康）」12月号（2010年）に掲載された別の
小規模研究でも、中絶を受けたティーンエイジャーがうつ症状や自尊心の低下を経験する比率は、その他の妊娠したティーンと
差のないことが示されている。この研究に対し、米ボーリンググリーンBowling Green州立大学（オハイオ州）教授のPriscilla K. Coleman氏は
「規模が小さく、信頼性のある結論ではない」と指摘していた。
今回の研究では、1995～2007年にデンマークで妊娠第１トリメスターに初回の中絶を受けた全女性について、処置の９カ月前から
12カ月後まで個別に追跡し、精神病院への入院または精神科外来で治療を受けた記録の有無を調べた。その結果、処置を受けて
から1年間に、1,000人中15人に初めての精神科受診がみられた。受診の理由として最も多かったのは、神経症またはストレスに関する
愁訴であった。出産した女性では、出産前は1,000人中約４人、出産後には1,000人中７人に初めての受診がみられた。
米国家族計画連盟（PPFA）Vanessa Cullins博士は「この知見は、母親になる、子どもをもつという決断が生涯に関わるものであり、
女性は自分がいつ子どもを産むか、今がその時期にあるかどうかを決定することのできる立場にあることを示すものである」と述べている。
URLﾘﾝｸ(health.nikkei.co.jp)