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東大で知る 医の歩み、本郷に博物館開館
「医学を身近に感じて」
病原菌の拡大モデルなどを見る来館者(健康と医学の博物館で) 医学の歴史や現代医療について
一般向けにわかりやすく紹介する「健康と医学の博物館」が文京区本郷の東大本郷キャンパスに開館した。
東大医学部と付属病院の創立150周年記念事業の一環。ほとんど公開されてこなかった明治初期の
医学書や医療器具などが常設展示されているほか、医療の最新テーマについても企画展で解説していく。
第1回企画展は「感染症への挑戦」としてインフルエンザや天然痘などを取り上げている。
今月20日に開館した博物館は、医学部総合中央館の中にあり、構内を走るバス通りに面している。
セミナールームなどとして使われていた場所を改修したもので、展示スペースは約300平方メートル。
入場は無料でだれでも入館できる。
同大医学部と付属病院のルーツは、1858年、猛威をふるっていた感染症の天然痘対策のために設置された
「神田お玉ヶ池種痘所」。創立150周年を迎えた2008年頃から社会に開かれた医学・医療を目指すことをテーマに、
博物館開設の準備を進めてきた。
常設展には明治時代、前身の東京医学校に赴任したドイツ人医師エルウィン・フォン・ベルツが書いた「内科学」や
「診断学」の翻訳本を展示。当時、使われていた顕微鏡や輸血器などもある。医学部教授だった山極勝三郎が、
化学物質などの刺激物が、がんの原因になることを証明した業績などが紹介されている。