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中国の去年のGDP=国内総生産は、好調な消費や輸出の回復を背景に、
おととしと比べて10.3%のプラスと、3年ぶりの2桁成長となり、
日本を抜いて世界第2の経済大国となることが確実視されています。
中国の国家統計局が20日に発表した去年10月から12月までの第4四半期のGDPは、
前の年の同じ時期と比べて9.8%のプラスとなりました。
この結果、去年1年間のGDPは、おととしと比べて10.3%のプラスとなり、
世界的な金融危機で成長の勢いが鈍る前の2007年以来、3年ぶりの2桁成長となりました。
これは、巨額の景気刺激策に消費が押し上げられたことに加えて、
輸出も高成長を続ける新興国向けを中心に急速に回復したためです。
中国のGDPは、去年4月から9月まで2四半期続けて日本を上回っており、
今回発表された10月から12月までの数字も極めて高かったことから、
去年1年間のGDPが、日本を抜いて、アメリカに次ぐ世界第2の経済大国になることが確実視されています。
会見した国家統計局の馬建堂局長は「世界的な金融危機に打ち勝った成果を基に、
今後も比較的速い経済発展を維持し、社会の安定を図っていく」と強調しました。
ただ、中国では、高い経済成長が続いていることに加えて、
アメリカの追加的な金融緩和の影響で国際金融市場から大量の資金が流入していることなどから、物価の高騰が続いています。
中国政府は、去年秋から政策金利を2度にわたって引き上げるなど、
インフレを抑え込む姿勢を示していますが、引き締め政策が行き過ぎれば景気を一気に冷やすおそれもあるだけに、
中国政府は難しい政策運営を迫られています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)