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国内最古のジルコン人気 富山市科学博物館
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顕微鏡でジルコンを観察する子どもたち＝富山市科学博物館
黒部市宇奈月地域で発見された国内最古となる約３７億５千万年前の砂粒（鉱物）「ジルコン」が、富山市西中野町の
市科学博物館で展示され、人気を集めている。来館者はジルコンを眺めながら、はるか昔の地球の状態に思いをはせている。
３０日まで。
ジルコンは、地下のマグマが上昇中に溶かし込んだ岩石に含まれる鉱物で、約０・１ミリの楕円（だえん）形。
国内最古のジルコンは国立科学博物館（東京）などのグループが、宇奈月地域で採取した花こう岩から見つけたと
昨年８月に発表した。
富山市科学博物館が国立科学博物館から借り、プレパラートに載せてガラスケース内に展示している。
そばにはパネルがあり、３６億年前よりも古いジルコンは北中国側の中国東北部でしか見つかっていないことを紹介。
約３７億５千万年前のジルコンの発見は、宇奈月地域が北中国側の地塊と関わりがあることを示すという。
富山市科学博物館は、学芸員によるジルコンのガイドを開催。母親と参加した富山市水橋中部小学校３年の押田竜星君は
「化石や石が好きなので、見ていて面白い。地球の歴史に興味が深まった」と話していた。
次回のガイドは２２、２３日の午前１０時４５分、午後１時、午後３時１５分からそれぞれ１５分ほど開く。ガイドでは、顕微鏡で
ジルコンを観察することもできる。
ほかにも、オーストラリアで見つかった世界最古（約４４億年前）のジルコンを含む岩石なども並んでいる。
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国内最古のジルコンなどを眺める親子連れ
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