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「女生徒の証言 具体的」 元教諭わいせつ有罪
「1審無罪は誤り」 被告側上告へ
教え子の女子生徒にわいせつな行為をしたとして準強制わいせつ罪に問われ、
1審・静岡地裁浜松支部で無罪判決を受けた元同市立中学校教諭伊藤宗仁被告(50)
(浜松市西区入野町)に13日、東京高裁(若原正樹裁判長)で懲役1年6月、
執行猶予3年(求刑・懲役2年)の逆転有罪判決が言い渡された。被告側は最高裁に上告する方針。
判決によると、伊藤被告は2007年12月、中学校の一室で、顧問を務めていた
卓球部の女子生徒(当時14歳)に「乳がんかどうか診てやる」などと言って生徒の胸を触った。
1審で伊藤被告は「生徒から『乳がんかどうか診て』と依頼されたので触った。
わいせつ目的はなかった」と無罪を主張。1審判決(2010年5月24日)は、
伊藤被告が生徒の胸周辺を触ったことは認定したが、
「証拠が生徒の証言しかなく、生徒の記憶はあいまいで被害を誇張している可能性もある。
伊藤被告の主張もうそとも言い切れない。生徒からの依頼の有無を認定できない以上、
わいせつ目的の有無はわからない」として無罪を言い渡した。
13日の2審判決で若原裁判長は、生徒の証言について「具体的で臨場感があり優に信用できる」として、
1審とは逆の判断を示した。そのうえで若原裁判長は
「被告は『生徒から乳がん検査を依頼され(困ったので)生徒の母親に相談した』と供述しているが、
教師なら医者に相談するよう指導するのが通常で、母親に相談すること自体理解できない」などの理由も挙げ、
「1審の評価は誤り」と結論づけた。
伊藤被告は弁護士を通じ、「1審では証拠と証言を吟味して真実を見抜いてくれたのに、
2審判決は推認だけで判断した。告訴されたらみんな有罪になってしまうことになり、
到底納得できない」とのコメントを出した。
(2011年1月14日 読売新聞)
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