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どんと祭で電池が爆発、宮司負傷 仕方ないから荷物チェックしようとおもったら「プライバシーの侵害だ」と拒否された もう祭りやめる
正月飾りやお札を焚(た)きあげて一年の健康を祈る伝統行事「どんと祭」が今年も14日夜に県内各地で開かれるが、
近年は火に入れてはいけない携帯電話や時計を燃やす人が増え、破裂物が当たってけがをするケースが出ている。
神社側は祭りの前に持ち物検査をするなど警戒を強めているが、最悪の場合は中止を検討するところもあり、深刻さが増してきた。
昨年は、仙台市太白区の愛宕神社で、ご神火(じんか)から飛び出した破裂物が女性や郡山宗典宮司(51)に当たり、
女性は額を数針縫う軽傷を、郡山宮司も額に切り傷を負った。宮司は「目に当たっていたら大惨事だった」と憤る。
焼け跡を調べると、電池が入った時計や電動のぬいぐるみが交ざっていた。乾電池を製造しているパナソニック(大阪府門真市)では
「電池を高温にさらせば内部の圧力が上がり破裂する可能性が高い。絶対に火の中には入れないでほしい」と注意する。
どんと祭はもともと危険を伴うが、乾電池や携帯電話など想定外の物が燃やされると、さらに危険性が増す。
他の神社でも過去に、岩沼市の竹駒神社でスプレー缶が破裂し、女性が足に切り傷を負った。
利府町では神社でなく地元青年団が広場で行った際、塗料スプレー缶が爆発し、警戒中の消防団員3人がやけどを負っている。
相次ぐ事故に神社側は対策を講じている。仙台市青葉区の大崎八幡宮では毎年、
一般ごみを火に入れないよう職員ら約30人で持ち込み物のチェックをしている。
だが、「プライバシーの侵害だ」と拒否する人も少なくないという。
参加者のマナーが向上せず、事故が今後も起きれば、行事の中止にもつながりかねない。
愛宕神社の郡山宮司は「今年も事故があった場合、来年以降の開催を見直すこともありうる。
神事の意味を理解し、正しい参加を心がけてほしい」と呼びかけている。
(2011年1月14日 読売新聞)
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