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官房長官 枝野氏で最終調整 1月13日 4時5分
菅総理大臣は、１４日に行う内閣改造と民主党役員人事で、焦点の仙谷官房長官を
交代させる方針を固め、後任に枝野幹事長代理を起用する方向で最終調整を進めています。
また、「たちあがれ日本」の与謝野共同代表を、閣僚など、政府の重要ポストで起用することになりました。
菅総理大臣は、今月２４日の召集を目指している通常国会に臨む態勢を整えるため、１４日、
内閣改造と民主党役員人事を行う方針で、人事の本格的な調整を進めています。
このうち、焦点の仙谷官房長官は交代させる方針を固め、党の代表代行として処遇し、続投の方向の
岡田幹事長とともに、党運営の中心的な役割を担ってもらいたい考えです。
そして、後任の官房長官には、仙谷長官とも近い枝野幹事長代理を起用する方向で最終調整を進めています。
菅総理大臣は、去年の臨時国会で参議院で問責決議が可決された仙谷官房長官を留任させることができないか
探りましたが、自民党と公明党などが重ねて交代を求めたうえ、西岡参議院議長も、問責決議が可決された閣僚は
辞任すべきだという考えを示していました。
また、民主党内でも、円滑な国会運営のためには交代はやむをえないという意見が広がっていたことから、
菅総理大臣は、通常国会冒頭から混乱するのは避けたいとして、仙谷官房長官の交代を判断したものとみられます。
さらに、菅総理大臣は、「たちあがれ日本」の与謝野共同代表を、閣僚など政府の重要ポストで起用する
意向を固めました。
与謝野氏は、自民党政権時代に、財務大臣や官房長官、それに経済財政担当大臣などを歴任した、
閣僚経験豊富な政策通として知られており、去年の年末に菅総理大臣が「たちあがれ日本」に連立政権への
参加を打診した際には、調整役を務めました。
与謝野氏は菅総理大臣の要請を受け入れ、１３日、離党する方針です。一方、菅総理大臣は、通常国会での
審議に支障を来さないよう、前原外務大臣らを留任させるなど、改造は小幅にとどめる方針です。
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