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【GK死亡】識者「ソニーがイノベイターだったのはプレステ2ぐらいまで」
ソニーはなぜ没落したのか
私は20年以上ソニーの株主として見てきたが、ソニーがイノベイターだったのはプレステ2ぐらいまでで、その後ヒットは出ていない。
技術を知らない出井氏は、「ソニーの製品はすべてIPv6対応にする」とか「マイクロソフトと提携する」とかナンセンスな方針を出して、社内で浮いてしまった。
他方で「抵抗勢力」のアナログ部門の発言力が強いため、出井氏はそれに対抗するため、役員がactive investorとしてEVAなどの投資収益を見て組織を再編する手法をとった。
ところがボトムズラインだけでみると、キャッシュフローの潤沢なアナログ部門の収益がかえって高くなり、
特に独占的なシェアをもっていた放送部門が強い発言力をもってインターネット関連の部門をつぶした。
これに対して出井氏が毎年のようにカンパニーの再編を繰り返しているうちに、会社がバラバラになってしまった。
特に致命的だったのは、プレステ3の失敗だ。私はこれが発売されるとき、持続的イノベーションの失敗になると予告したが、その通りになってしまった。
しかし不振の続くソニーの中で久多良木健氏だけが稼ぎ頭だったため副社長に昇進し、ネットワークや半導体まで統括する独裁者になった。
彼はプレステ2を基盤にしたPSXを開発したが、テレビの録画機としては中途半端で失敗し、同時に別の事業部で開発された「スゴ録」がヒットした。
ところが久多良木氏はスゴ録の事業部をつぶして、プレステの事業部に統合してしまった。
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