10/12/30 08:21:42.44 xjzBpdr1P
>>1の省略部分
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▽末代までの恥
釈放を迫られた法務省幹部は官邸に泣きついた。「釈放理由に『外交関係に配慮した』
という趣旨を入れさせてほしい。それがなければ検察として末代までの恥だ」。検察は起
訴に絶対の自信を持っていた。
官邸側はこれを容認。那覇地検は9月24日の記者会見で「日中関係を考慮すると、身
柄を拘束して捜査を続けることは相当ではない」と、異例の「政治的配慮」に言及した。
検察当局のせめてもの抵抗だった。
しかし日本側の期待に反し、船長釈放後も中国側に軟化の兆しは見えない。釈放直前、
日本の建設会社員4人が中国で拘束されていることが発覚。中国から日本へのレアアース
(希土類)輸出停滞も判明した。
焦りの色を深める仙谷ら。事態打開を折衝できる対中人脈は存在しなかった。9月下旬、
政府は仙谷名で「漁船衝突事件の処理でお願いしたいことがある」と、要人との接触を求
める趣旨のファクスを中国側の複数の人物に送付。苦し紛れの呼び掛けが、逆に中国側に
足元を見られる結果になったのは否めない。
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【続く】