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開かれた法廷:裁判員裁判 性犯罪、裁判員は厳罰傾向 プライバシー保護課題 /岡山
◇「一般市民の感覚必要」
性犯罪を裁判員裁判の対象とするべきかどうかは課題の一つとなっている。
一般市民が参加する裁判で被害者のプライバシーが守られないという不安があるためだ。
一方で、今年4月に最高裁判所が発表した統計によると、
性犯罪事件は裁判員裁判では厳罰傾向にあるという。【石井尚】
「裁判員に性犯罪の被害、事件後の被害者の生活について知ってもらいたい」--。
県内に住む性犯罪被害者の20代の女性は切々と語った。この女性は08年3月、
会社の同僚から睡眠薬を飲まされ車で連れ回されレイプされた。
裁判員制度移行前だったため、職業裁判官による公判だった。
事件から約1年後、男は準強姦罪で実刑判決を受けた。
裁判の状況を伝え聞いた女性は「裁判官による裁判は性犯罪の事実になれていると感じた」と話す。
「市民の目」が反映される裁判員裁判で「一般市民の感覚で事件を見てほしい」と期待を寄せる。
県内で最初の性犯罪の裁判員裁判を終えた裁判員が「性犯罪は重大な事件だ」と発言したのを知り、
うれしく感じたという。
女性は「被害者のプライバシーは守られるべき」ときっぱりという。
「被害者によっては裁判官だけの裁判を望む人もいる。裁判員か裁判官か選択できるようにすればいい」と話す。
また「裁判員裁判は重い事件を裁く。外してしまうと『性犯罪は大したことない』と思われてしまう」と考える。
岡山弁護士会の吉沢徹弁護士は「被害者が裁判員裁判を嫌うのはプライバシーの問題が大きい。
性犯罪について選択制を導入するのは有効な考え方だ」と指摘した。
性犯罪9件の裁判員裁判を終えた30代の男性裁判員(岡山市)は24日、
「被害者のプライバシーの保護は必要だが、
一般の人の気持ちをある程度取り入れていかないといけないと思う」と語った。
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