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泥酔、凍死か－。２０日午前１１時３５分ごろ、新潟県十日町市上野甲の田んぼで、女性があ
おむけに倒れているのを消防署員が発見、病院に搬送されたが死亡が確認された。県警十日
町署によると、女性は忘年会帰りの１９日未明から行方不明となっていた十日町市上野乙の団
体職員、青木美保子さん（３９）で、着衣の乱れや目立った外傷などはなく事件性は低いとみら
れている。同署では詳しい死因を調べる。
忘年会からの帰宅途中、行方不明となっていた女性が、翌日自宅近くの田んぼで倒れ、死んで
いるのが発見された。５時間以上にわたり、飲酒したあとの悲劇だったとみられる。
十日町署によると、亡くなった団体職員の青木美保子さんは、１９日午前０時ごろ、自宅の約２０
０メートル手前でタクシーを降りてから行方が分からなくなり、警察や消防が捜索していた。
青木さんは、降車地点の県道から直角に延びた農道沿いを２００メートル進んだ地点から、さらに
用水路沿いに９０メートル入った田んぼで、両手を上にしたバンザイ状態で、あおむけに倒れていた。
田んぼには雪が積もっており、青木さんの足跡が９０メートルにわたって残っていたほか、用水路
（幅１１４センチ、深さ８０センチ、水深２０センチ）に転落した痕跡も見つかった。
青木さんは、外出時と同じベージュのハーフコート、紺色のセーター、青色のジーパン、茶色のブ
ーツを身につけており、目立った外傷などはなかったという。
新潟地方気象台によると、十日町の１９日の積雪は最大９センチ、最低気温は氷点下約３度だった。
青木さんは、１８日午後６時３０分ごろに、自宅から約２・５キロ離れた市内の居酒屋で開かれた職場
の忘年会に深夜０時前まで参加。その後、同僚女性と２人でタクシーに乗り、自宅の２００メートル手前
で降りた。
同僚らによると、当時青木さんはさほど酔ったように見えなかったというが、捜査関係者は「ソフトドリン
クを飲むなど、酒を控えている様子はなかったようだ」と説明。かなりのアルコール量を摂取していたと
みられ、居酒屋に自身の財布や携帯電話が入ったバッグを忘れるなどしていたという。
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