10/12/18 23:03:17.90 iHTybEWnP BE:920363827-PLT(18002) ポイント特典
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ついに今日、俳優・水嶋ヒロさん(筆名=斎藤智裕)が執筆し、第五回ポプラ社小説大賞を受賞した『KAGEROU』(ポプラ社/刊)が全国で一斉発売された。
ポプラ社によれば累計受注数は43万部にのぼったといい、これは昨年を代表するベストセラー
『1Q84』(村上春樹/著、新潮社)のBOOK1と2を合わせた38万部を超える数字となっている。
そんな追い風を受けて、本作は各書店でも大きく並べられた。紀伊國屋書店新宿本店では、
歩道に面した1Fの入り口に幟を置き、大々的に展開。また、店内の各箇所に『KAGEROU』コーナーを設置し、
若い女性からお年寄りまで幅広い年齢層が本を手に取り、興味深くページを開いていた。
また、ある都内のチェーン書店では午前中に平積み分が完売。お昼頃に再入荷するなど、まさに“お祭り”状態だ。
『KAGEROU』は、リストラに遭い、飛び降り自殺を図ろうとする中年サラリーマン・ヤスオが、全身黒ずくめの男に出会うシーンからスタートする。
自殺や臓器移植など、一貫して“命”に関するテーマが持ち出され、現実世界を舞台にしつつ、時折ファンタジーの要素が織り交ざる、エンターテインメント小説に仕上がっている。
これほどまでメディアなどに大きく取り上げられる書籍はあまりなく、出版業界の活性化の起爆剤として期待したい一冊であることは間違いないだろう。
しかし、風当たりが強いのも事実。この『KAGEROU』現象はいつまで続くのだろうか。
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