10/12/14 19:45:44.52 UEoSGiGc0 BE:384785633-PLT(31000) ポイント特典
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北海道から九州まで４６４０もあるＪＲの全駅に乗り降りする“偉業”を、横須賀市に住む地方公務員の佐藤孝之さん（39）が12日、達成した。
最後の一駅は、相模湾を望む東海道線の根府川駅（小田原市）。「日本って広いです」と、達成感に満ちた表情で語った。
きっかけは約７年前。全駅を制覇した「先達」のトラベルライター・横見浩彦さんの著書に出合い、自分にもできると決意した。
以来、休日を使って東奔西走し、毎月数十駅のペースで訪問。
(1)必ず列車を使う(2)ほかの交通手段で駅に行き、乗車するのもＯＫ(3)改札口を出た時点で下車と見なす―など、自分なりのルールを守ってきた。
実は佐藤さん、１９９１年にＪＲ全線を、95年には私鉄全線を「完乗」している。
けれども終点まで乗り通すのと一駅ずつ降りるのとでは、難易度は何倍も違う。
例えば北海道の石北本線上白滝駅に止まる列車は、１日に上下１本ずつだけ。
岩手県の山田線大志田駅は上下合わせて３本だけ…そんな駅が結構あるのだ。おまけに、せっかく降りたのに、その後廃止されてしまった駅が57もある。
北海道では熊に遭遇したり、猛吹雪で遭難しかけたり。島根県の無人駅では「こんな所で何している」と職務質問されたことも。
それでも「津々浦々に人の営みがある」と、地方色を体感した。「通り過ぎずに下車することで、その土地の印象が深まりました」
好みは「古い木造の建物が残っている駅」。老朽化や合理化で素っ気ない駅舎が増えた今、温かみを感じられるからだという。
この旅の「終点」、根府川駅もその一つ。高校時代の友人らに迎えられた佐藤さんは「次は私鉄全駅を目指します」と決意表明した。
ちなみに費用は…。「青春18きっぷ」など格安の乗車券を活用したとのことだが、その総額は「怖くて計算していません」。
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