10/12/08 20:16:16.73 3xI9pxYq0
>>765の続き
つまり自分の感性や情念にのっとった決断や選択の、自らの人生における比重がごく軽いものにされてしまうことで、生きるということの中での、
人間としての積極性が殺(そ)がれてしまう。これは人間全体にとっての損失以外の何ものでもありはしない。
人間はさまざまな体験によって育(はぐく)まれ成長し、それぞれの個性、感性に依る試みを成就することで社会に対する己の人生の意味合いを感知し、
さらなる生きがいを知り、新しい意欲を造成していくものだが、情報の氾濫が既知性で社会を覆えば社会そのものが衰退していくのは道理だろう。
昔アレクサンダーやオグバーン、フロムといった社会心理学者たちが指摘した文化遅滞(カルチュラル・ラグ)なる公式、人間自身が開発し推進した
新しい科学技術体系が逆に人間たちを大きく規制し、それに対する人間の適確な順応が有り得ぬ時、社会の崩壊さえが有り得るという警告に、
真摯(しんし)に耳を傾けなくてはならぬ時代に至ったような気がしてならない。
全文は
URLリンク(www.sensenfukoku.net)
石原慎太郎公式サイト 宣戦布告
URLリンク(www.sensenfukoku.net)