10/12/02 23:46:26.01 g8056J2U0● BE:309360825-PLT(34233) ポイント特典
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人間界だけでなく野生動物の間にも同性愛は存在するのですが、
シロトキに対する実験の結果、同性同士のつがいが発生するのは
水銀中毒の結果である可能性が高いということが明らかになりました。
今回行われた実験ではシロトキ、広く見ても鳥類に対して水銀が影響を及ぼすことが
判明したということで、人間や他の動物は結果の対象外なのですが、
水銀を投与されたシロトキは繁殖行動自体に変化が見られ、オス同士仲むつまじく
巣作りなどを行ったということです。
オスのシロトキの食事の中に低レベルでも水銀が混じっていると、メスとではなく
オス同士でつがいを作るようになったという研究結果が公開されました。
これは汚染物質が動物の性的嗜好(しこう)を変えてしまうと分かった
最初の事例だということです。
多くの化学薬品はオスをメス化させたり、あるいは繁殖能力を低下させることが可能ですが、
こういった物質によって影響を受けたオスは、影響を受けてなおメスを好みます。
しかし水銀の中でもメチル水銀は特に有毒で、野鳥が子育てをする習性を乱し、
その他の汚染物質よりも強い影響を与え、繁殖を阻害してしまうそうです。
水銀がシロトキのつがいに与える影響を調べるために、、フロリダ大学の
Peter Frederick教授とスリランカ・Peradeniya大学のNilmini Jayasena教授は、
南フロリダからの160匹の若いシロトキを捕らえ、メチル水銀入りのエサを用いた
比較実験を行い、綿密な観察を行いました。
シロトキはエサに含まれるメチル水銀の量によって4つのグループに分けられました。
1つ目のグループは、アメリカの基準では、人間が摂取するには
明らかに高すぎる数値である0.3ppmのメチル水銀を含むエサを食べました。
2つ目のグループはそれよりも少ない0.1ppm、3つ目のグループには
0.05ppm(野鳥が自然界で摂取すると思われる量)の水銀が入っているエサを与えました。
そして4つ目のグループにはまったく水銀が入っていないエサが与えられました。
つづく