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高齢者の免許返納急増 支援制度ある地域に集中
URLリンク(mytown.asahi.com)
2010年11月17日
「運転はもう無理」と自覚して免許証を自主的に返納するドライバーが松江市と県西部に際立って多い。交通が不便になるのを覚悟のうえで返納した人を支援する制度がある地域だ。
運転免許の自主返納制度は1998年にスタート。02年からは、返納した人が申請すると身分証明書の代わりにもなる運転経歴証明書が発行されるようになった。
県警運転免許課によると、免許証を自主返納した県内の高齢者(65歳以上)は05~08年に年100人台だった。しかし09年には611人に急増し、今年は9月末現在で518人に。
免許を自主返納して運転経歴証明書を取得した65歳以上の人が対象の制度で、乗務員に運転経歴証明書を見せれば半額割引となる。
一方、邑南町と吉賀町、海士町、知夫村は返納ゼロ。0.1人に届かない市町村は、出雲地方と隠岐地方に集中している。松江市だけが0.1人を超えて0.17人となり、実数は205人。
松江市の場合、免許を返納した65歳以上の市民を対象に合計2万円相当までの支援制度を設けている(運転経歴証明書は不要)。共通バスカードやコミュニティーバス回数券、
入浴料回数券をもらえる制度で、今年4月からは電動アシスト付き自転車の購入支援金も選べるようになった。
石見交通や松江市の支援制度ができた時期と県内で自主返納が急増する時期はぴったり符合する。松江市の担当者は「高齢者の事故防止を願って、できれば来年度も続けたい」と話した。
石見交通の担当者は「返納が急増していると聞いたが、割引制度の利用者はまだわずか。もっと活用して」と呼びかけている。
免許を持たない人も含む県民の高齢化率は昨年10月1日現在で29.0%。35年連続で全国1位を占める。交通死者も、今年26人中18人と高齢者が7割を占める(15日現在)。
県警は、運動能力をテストできる「ご長寿交通安全号」の巡回や免許更新時の検査などで体の衰えを自覚するよう高齢者に促している。交通企画課の田中英三管理官は
「身体機能が低下して自信を持てなくなったら、運転を自粛していただき、返納などの制度を活用していただきたい。家族も見守って」と話した。(中村正夫)