10/11/16 18:04:14.48 l1fhGKHiP BE:3737967179-PLT(12031) ポイント特典
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数学落ち込む中学 いわての学力を考える
円の面積の求め方は「半径×半径×円周率(3.14)」。これは、小学5年生で習う。
今から3年前、全国学力調査で、岩手県内の小学6年生のうち23.9%が、円の面積を求める問題の正解を出せなかった。
そして今年。彼らが中学3年生となり、再び全国学力調査を受けた。そこで出された問題は、円柱の体積の求め方。
「円の面積×高さ」が正解だが、県内の誤答と無回答を合わせると67.8%となった。
誤答のうちの約3割が、円の面積を求めるところで円周(直径×円周率)を求めていた。
小6で理解しなければならないことをおろそかにしたまま、中3になっている生徒が多いことが、推測される。
この傾向は全国的にも見られることだが、岩手はより深刻だ。
全国学力調査は、小6と中3を対象に、国語と算数・数学の2教科(Aは基礎、Bは活用)で行われる。
過去4年の調査を見ると、小6の正答率は全国平均以上だが、中3になると平均を下回るのが、岩手の特徴だ。
今年度の成績(表参照)では、小6は算数B以外は平均以上だったが、中3では国語A以外は平均を下回った。
「小学校から中学校へのホップ・ステップの接続がうまくいっていないのでは」と指摘するのは、
教育雑誌「蛍雪時代」の元編集長で、学力問題に詳しい代田恭之さん(78)。
小学校の時は良かった成績が学年を追うごとに下がっていくことを、代田さんは「小中学校間のねじれ現象」と呼んでいる。
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つづく