10/11/10 00:15:28.76 tIhqnJqF0 BE:2101334494-PLT(12000) ポイント特典
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生物守るルール決める
愛知県(あいちけん)名古屋市(なごやし)で先月(せんげつ)18~30日に開かれていた生物多様性条約(せいぶつたようせいじょうやく)の会議「COP(コップ)10(テン)」で、
「名古屋議定書(なごやぎていしょ)」などが採択(さいたく)され、生物の絶滅(ぜつめつ)を防(ふせ)ぐための取り組みがまとまりました。
絶滅を防ぐ約束
「生物多様性条約」というのは、地球上(ちきゅうじょう)に暮(く)らすいろいろな生き物を絶滅から守ろうという目的(もくてき)で18年前につくられた、国際的(こくさいてき)な約束(やくそく)です。
現在(げんざい)、190を超(こ)える国と地域(ちいき)が約束を交(か)わし、それらの国の代表(だいひょう)が集まって開かれた10回目の会議が、COP10でした。
地球上には、小さな微生物(びせいぶつ)、動物(どうぶつ)、植物(しょくぶつ)など、数千万種(しゅ)ともいわれる多種多様(たしゅたよう)な生物が暮らし、
それらが複雑(ふくざつ)につながりあって自然(しぜん)環境(かんきょう)(生態系(せいたいけい))のバランスが保(たも)たれています。例(たと)えば、
微生物が分解(ぶんかい)して豊(ゆた)かになった土に樹木(じゅもく)が育ち、その実(み)を動物が食べます。
私たちの生活も、魚や肉、穀物(こくもつ)、野菜(やさい)などの食べ物や医薬品(いやくひん)、着(き)る物、住(す)む家まで、生物のおかげで成(な)り立っています。
しかし、限(かぎ)りある生物をとりすぎたり、生物が暮らす森林を破壊(はかい)したりして、地球上では毎年、4万種もの生物が絶滅し、そのスピードはどんどん速(はや)くなっていると言われています。
そのため、生物が暮らす環境をどうやって守ればいいか、方法(ほうほう)を話し合って決めることが、今回の会議の目的でした。
会議ではこのほか、2011年から20年までの間に「生物多様性の損失(そんしつ)を止めるための行動を起こす」という世界全体の共通(きょうつう)目標(もくひょう)も定(さだ)まりました。
ここで決まったルールや目標をそれぞれの国がしっかり実行し、地球上から自然の恵みが失(うしな)われないように取り組んでいかなければなりません。
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