10/11/09 23:26:11.23 KCUkFJIyP BE:3646575078-PLT(12001) ポイント特典
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出産した女性の約一割がなるといわれる「産後うつ」。この病気への男性や職場の理解を深め、うつで悩む女性を支えようという
取り組みが広がり始めている。早期治療や予防につながるとして、医師も注目している。
十月下旬、東京都文京区の生涯学習施設に、子育て中の父親ら約二十人が集まった。父親の育児を支援するNPO法人
「ファザーリング・ジャパン(FJ)」(東京)と日本助産師会が初めて共同開催したセミナー「パパ同士で産後うつを学ぶ・語る会」だ。
助産師会の市川香織事務局長によると、産後うつは出産後、半年までの発症が多い。
食欲など意欲の低下▽イライラ▽不眠▽自分を責める▽みじめな感じ▽疲労感-などの症状が出るという。
市川さんは、産後うつの女性への不適切な対応として「母親だから、しっかりしろ」「親なんだから、赤ちゃんがかわいいはずだ」
といった言葉や態度を挙げた。このような言動は、そうできずに悩む女性をさらに苦しめるだけ。「そっとしておこう」と距離を置くのも
「孤立感を深めるので注意を」と助言した。
会には、妻が産後うつの人も参加した。ある男性は「自分では子育て意欲を全身でアピールしていたが、かえって妻にはストレスだったのかも。
『食べられない』と言う妻に『甘いものなら』と、スイーツを買っていったこともあったが、的外れだった」と反省が口をついた。
先輩パパや女性陣の経験談も紹介され、「悩みを共有でき、気が楽になった」と話す男性もいた。「狙いは産後うつの予防と悪化をくい止めること」と
FJ代表理事の安藤哲也さん。産後うつの原因は不明だが、出産後の周囲の環境や体内の急激な変化がストレスとなり、発症の引き金になると考えられている。
病気への理解が深まれば、産後の女性への配慮が増し、ストレスが減ると安藤さんは考える。
セミナーは二カ月に一回開く予定。FJのホームページ(同名で検索)にも、産後うつのページを設けた。催しや相談窓口の情報を知らせる。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)