10/11/06 21:50:52.27 3LdJkaP30
.「何が違うのか、私には理解に苦しむわね」
教室の中に響いた自分の声が、
嫌になるほど冷徹に聞こえた事に、私は少しも驚かなかった。ほんの数瞬前まで、
放課後の教室で独り自慰行為に耽っていた後輩の生徒は、茫然自失として私を見上げている。
足元に投げ出されているのは、どこの本屋で買ったのかと思うような猥褻な雑誌。
最近の私は、学園祭も近くなり、目の回るような忙しさに翻弄されていた。
SGB先輩から引き継いだ仕事の膨大さに加え、友人のYIやRTが無神経に押し付けてくる無理難題の数々。
生徒会長としての責務と孤独にいい加減耐え切れなくなっていた所に…出くわしたのだ、
この現場に。どこかで見た顔のその後輩は、声も出せずに震えている。
「学校に卑猥な本を持ちこんで昼間から自慰ですか?この事は担任とご両親に報告しますからね」
何故私がこんな雑事にかまけなければならないのか…しかし、後輩がやっと上げたか細い弁解の声を聞いた時、思い出した。
この後輩は、いつもあのKION部のゴキブリ頭や、YIの妹のサイコ娘と徒党を組んでいる小悪党の一人だ。
私が義務と孤独に押しつぶされそうな時にのほほんと自慰行為とは…胸のの中で、何かが壊れる音がした。
「…黙ってないこともないんですけどね」私はスカートにやおら手を掛けると一気に脱ぎ捨て、
腰を抜かしたままの後輩の目の前で仁王立ちになった。頭の芯が徐々に痺れていくのが分かる。
私は一体、生徒会長としての立場がありながら、後輩の前で何をしているのか…。
しかし、パンティーを太ももまで摺り下ろした後口から出てきたのは、驚くほど野蛮で凶暴な言葉だった。
「あたしのマ〇コ舐めんだよ!その本に出てるオス豚みてぇによ!」
その絶叫に後輩は雷に打たれたように痙攣すると、盛大に失禁を始めた。
私は霧が晴れるように頭が澄み渡ってくるのが分かった。これが答えだ。
なんという下劣で猥褻で心地良い答えなのだ。これが生徒会長としての、
私が背負ったつもりになっていた義務と責務の結果だったのだ、と………
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