10/11/01 17:22:11.60 kf892hvzP BE:737381344-PLT(12004) ポイント特典
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「銃・病原菌・鉄」著者ダイアモンドさん 「ゼロ年代の50冊」で1位
本紙読書面の企画「ゼロ年代の50冊」で1位に選ばれた『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイアモンドさん(73)は、
大胆な文明論で知られる。「欧米が世界を支配しているのは白人が知能的に優れているからだ」という「常識」を覆してみせた。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で地理学の講座を受け持つが、
関心領域は理系、文系の境界を越え、生理学、進化生物学、言語学、歴史学に及ぶ。
『セックスはなぜ楽しいか』『人間はどこまでチンパンジーか?』『文明崩壊』。
著作はどれも、壮大な問題意識を出発点にしている。
「人がゴリラより長いペニスを持つのはなぜか」「英語や仏語など印欧語だけがなぜ繁栄したのか」
「マヤ文明が消滅したのに日本が存続できたのはなぜか」―。
『銃・病原菌・鉄』を書いたきっかけも、「白人ばかりがなぜ売れる品物を次々に作り出せるのか」
というパプアニューギニアの男性の素朴な問いかけだった。
広く信じられているのは「白人がほかのどの人種よりもすぐれているから」とする説。
著者はこれを「19世紀の人種差別意識そのもの」と退け、
「遺伝子レベルで精査すると白人と非白人の間に優劣の差はない。わずかに肌や髪の色が違うだけ」と論じた。
ではなぜ白人だけが繁栄したのか。25年に及ぶ研究でたどりついた結論はこうだ。
「たまたま欧州に根付いた人々だけが、環境に恵まれて定住農業がうまくいき、家畜がもたらす伝染病に免疫を持ち、
鉄と銃をほんの少し早く手にできたため」。白人は環境面で運がよかったにすぎないという見解である。
賛否の大議論が起きた。「読者の4分の1は読後もなお、私の説を受け入れてくれない。
口にすれば『人種差別』と非難されるので言わないだけで、大半の白人は腹の底で白人優越を信じている」
以下ソース
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