10/10/30 16:20:16.88 QmULEIQL0
主人公 「畑仕事行ってくるよ」
ヒロイン 「頑張ってねー」
─ザクザクザク・・・
主人公 「疲れたー、ご飯は?」
ヒロイン「出来てるよー」
主人公 「・・・(モグモグモグ」
ヒロイン「あのさ、一つ聞きたい事あるんだけど?」
主人公「何?」
ヒロイン「モンスターとか倒しに行かないの?」
主人公「危ないだろ」
ヒロイン「・・・え?」
主人公「え?じゃないよ。畑仕事しないとご飯食べられないよ?もし、死んだら畑仕事出来ないじゃん
子供も生まれるし、どうやって暮らして行くの?」
ヒロイン「でもさ、魔王とか・・・」
主人公「だから、俺が魔王倒しに行くとするじゃん。多分長旅になると思う。その間にお前に子供生まれるじゃん
畑仕事出来ないんだよ?どうやって暮らしていくの?万が一、俺が死んだら一人で育てなくちゃいけないんだよ?」
ヒロイン「でもさ、魔王が・・・」
主人公「誰かが倒してくれるって。確かにモンスターとかうろついてるけど、ワイロ渡せば何処かに行ってくれるし」
ヒロイン「でもさ、みんなが困って・・・」
主人公「みんなの心配するより、今、自分達の心配しようよ。食べ物作って冬に備えたり。街に行って売ってお金稼いだりさ」
ヒロイン「でも・・・私の魔法・・・」
主人公「役に立ってるよ?火の魔法。焼畑する時とか、料理とかに。十分役に立ってるじゃん。それで良いと思うけど」
ヒロイン「まぁ・・うん」
主人公「明日も早いし、豆の植え付けもしたいから寝ようよ。お前も明日は街に籠を売りに行くんだろ?」
ヒロイン「うん・・・」
主人公「夢物語みたいな事言ってないで、現実見ようよ。そして明日、生まれてくる子供に備えようよ」
ヒロイン「うん・・・・」