10/10/28 20:32:01.40 /I1dO2daP BE:1023818292-PLT(14362) ポイント特典
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救出願い 善意300件 山本さん(朝日) ヒマラヤ遭難1カ月
多額の捜索費 山小屋仲間、地元企業も
ネパールのヒマラヤ山脈で、日本人登山家3人が雪崩に巻き込まれた遭難事故から28日で1カ月。
富山県朝日町の山本季生(としお)さん(36)=愛知県岡崎市出身=ら2人の捜索は
行方不明のまま打ち切られたが、多額の捜索費の一部に充ててもらおうと、
知人らの間でカンパの輪が広がっている。(高橋恒夫)
カンパを呼び掛けているのは、富山県黒部市の黒部峡谷にある
阿曽原(あぞはら)温泉小屋の経営者佐々木泉さん(50)ら。
山本さんは夏から秋のシーズン中は山小屋で働き、登山技術を磨きながら、
登山道の保全やごみ拾い、黒部峡谷の名物「トロッコ電車」沿線の点検などに当たってきた。
高度な登山技術で「普通なら尻込みするような場所でも平然と仕事をした」といい、
遭難者もたびたび救助。佐々木さんは「山本さんは黒部の恩人」と話す。
山本さんが遭難したのは世界有数の高峰。捜索でヘリコプターを借り、ネパール人ガイドを雇うと
費用は数百万円に上るケースもある。佐々木さんらは捜索が続いた十月上旬からカンパを集めてきた。
仲間や小屋の常連にとどまらず、山本さんに斜面の安全点検を頼んでいた地元企業などにも広がる。
山本さんに十二年ほど前から、トロッコ電車沿線の急斜面の点検作業などを委託していた
「環境総合テクノス」(大阪市)の宇奈月営業所は今月上旬、
「危険な現場へ行き、仕事をしてくれた山本氏捜索の募金活動」への協力を呼び掛ける文書を社内回覧。
親会社の関西電力の北陸支店(富山市)にも協力を依頼すると同支店は社内メールを回し社員に周知した。
トロッコ電車を運行する「黒部峡谷鉄道」(黒部市)も、同テクノスに沿線の崩落後の補修や山腹調査などを業務委託。
山本さんはこれらの作業をしていた。同鉄道の有志がカンパに動いている。
捜索は打ち切られたが、寄せられたカンパはこれまでに三百件以上。十月末までに集めた分を妻さとみさん(38)に手渡し、
捜索費の一部に充ててもらう。佐々木さんは「何事にも一生懸命だった山本さんを、多くの人が認めていた証し」と話している。
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